中央区の特徴
中央区は日本でも有数の商業エリアで、ビジネスや文化の巨大な発信地となっています。
大規模な百貨店や商店、飲食店の集まる銀座、東京証券取引所をはじめとした日本金融の中心地である日本橋兜町、日本の台所ともいわれる築地など、日本を代表する機能や特徴を持ったエリアです。
また、江戸文化を伝える歌舞伎座や、下町情緒を伝える佃・月島エリアなど、日本の伝統を感じられる有数のスポットもあります。
また、臨海部の再開発が進み、高層マンションなどの増加と都心回帰の動きによって、人口が急激に増加しています。
平成27年の国勢調査によれば、過去15年の間に人口は約1.9倍にも増えており、この期間における人口増加率は東京23区内でも第1位です。
日本中から新鮮な食材が集められる築地や、高級料理から庶民的なグルメまで揃う銀座は、食に関心を寄せる人にとっては常に注目のエリアです。
栄養士にとっても次々と新たな探求心を湧き立たせてくれる刺激的な街といえるでしょう。
中央区の栄養士情報
中央区において、65歳以上の高齢者が占める割合は、平成28年1月1日の住民基本台帳によると約16.2パーセントです。
東京23区全体の約21.6パーセントと比較すると高齢化の進行は抑制ぎみといえるでしょう。
しかし、高齢者の人口そのものは増加の一途をたどっており、介護施設や老人福祉施設における給食の栄養管理の必要性は高まっています。
一方、14歳以下の年少人口の占める比率は約12.3パーセントで、東京23区内の約11.3パーセントに比べて高くなっています。
都心回帰の流れのなかで比較的若い世代が中央区に流入してきたことにより、子どもの人口も増加傾向にあり、保育施設や幼稚園、学校などにおける給食の栄養管理の必要性は増しているといえるでしょう。
また、中央区には区外にも給食を供給する委託給食会社や大規模な病院施設、社員食堂などもあり、給食業務はさまざまです。
さらに、食品メーカーの事業所も多数あるため、栄養管理や栄養指導にとどまらない食に関する企画の仕事なども見つかる可能性があります。
中央区は栄養士にとって、さまざまな種類の仕事が見つかる魅力的なエリアだといえるでしょう。